シリーズケアコラボの視点
放課後等デイサービスや児発の連絡帳書き方と文例集|保護者の信頼を得るコツと電子化のメリット
こんにちは!介護・障がい福祉現場の「記録」を、チームの成長やご家族との信頼に変えるケア記録ソフト「ケアコラボ」の佐藤です。
放課後等デイサービスや児童発達支援で働く皆さま、「連絡帳に毎日何を書けばいいか迷ってしまう…」「いつも似たような内容になり、お子さまの様子をうまく伝えられない…」と悩んでいませんか?特にトラブルがあった際、保護者にどう伝えれば誤解なく安心してもらえるのか、言葉選びを工夫されている方も多いのではないでしょうか。
また、保護者の皆さまは、お子さまがどのように過ごされているか、トラブルに巻き込まれたり、怪我をしていたりしていないかなど、施設で過ごしている時間の様子はできるかぎり明確に知りたいものですよね。
そんな施設側・保護者側の双方のお悩みや課題を解決できるのも、私たち「ケアコラボ」の強みです。本記事では、連絡帳の基本的な役割から、保護者に安心を届ける書き方のルール、さらには場面別ですぐに使える具体的な文例集までを詳しく解説します。

放課後等デイサービス・児童発達支援における連絡帳の役割と目的
日々の成長の共有と信頼関係の構築
放課後等デイサービスや児童発達支援に通うお子さまの保護者は、施設内での活動を直接見ることがなかなかできません。連絡帳は、職員の目を通して見えたお子さまの成長や、日々の生活の様子を届けるための大切なツールです。
日常の「できた!」というポジティブなエピソードを具体的に共有することで、職員や施設に対する信頼感が生まれます。
施設と家庭での支援の連続性を保つための情報交換
支援の効果を最大化するためには、施設と家庭で一貫したアプローチをとることが不可欠です。施設での課題への取り組みや声掛けを保護者に伝えた上で、家庭での様子も教えてもらうことで、支援の連続性が保たれます。連絡帳を情報の要とすることで、お子さまが混乱することなく、どこにいても安心して過ごせる環境をつくることができます。
保護者に安心感を与える「伝わる書き方」の基本ルール
専門用語を避け、分かりやすい言葉を選ぶ
「他害」「スモールステップ」「粗大運動」といった専門用語は、日常的に使う職員の間では通じても、保護者にとっては馴染みがなく、時に冷たい印象を与えてしまいます。
専門用語はなるべく使わず、状況が目に浮かぶ言葉に置き換えましょう。
| 専門用語 | 言い換え例 |
| 他害がある | ・お友達を叩いてしまう場面があった ・気持ちが溢れて、髪を引っ張ってしまった ・思わずブロックを投げてしまった |
| スモールステップ | ・「お片付け」を、まずは「カゴに1つ入れる」ことから始めた ・10分座る目標のために、まずは3分から挑戦した ・箸の練習の前に、スプーンで食べ物を運ぶ練習をした |
| 粗大運動 | ・全身を使って、伸び伸びとジャンプをしていた ・スピード感のある、はつらつとした走り方だった ・アスレチックを両手両足で力強く登れた |
| 微細運動 | ・小さなシールを、枠の中に丁寧に貼ることができた ・紐を通す穴をじっと見て、指先を細かく動かせた ・鉛筆をしっかり握って、力強く線を引くことができた |
| 多動傾向 | ・室内を元気に探索し、次々とおもちゃに触れていた ・じっと座っているよりも、体を動かすことで落ち着く様子だった ・興味の対象が次々に移り、アクティブに動く姿がみられた |
| 感覚過敏 | ・掃除機の音に敏感に反応していた ・服のタグのチクチクが気になって、何度も触っていた ・蛍光灯の明るさがまぶしく、目を細めていた |
5W1Hを意識し、主語と述語を明確にして書く
連絡帳で最も避けたいのは「何があったのかよく分からない」という状況です。「いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように」の5W1Hを意識し、主語を省略せずに書くことで、情報の正確性が向上します。
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「記録」を「組織の資産」に変える介護記録の書き方とは
トラブルや怪我の報告は「事実」と「対応」を記載
ネガティブな報告こそ「事実」の記載が重要です。感情的な表現や憶測を交えず、起こった出来事を時系列で記し、それに対して職員がどう介入・対応したのか、現在のお子さまの状態はどうであるかをセットで伝えます。事実と対応がセットになっていることで、現場の安全管理体制に安心してもらうことができます。
放課後等デイサービス・児童発達支援の連絡帳で使える文例集
屋外活動をした日の例文・記入例
屋外活動をした日の例文・記入例 公園や外出先での活動は、お子さまが伸び伸びと全身を動かす姿や、公共のルールを意識する様子など、室内とは違った一面が見える貴重な時間です。現場で目にした頑張りや小さな発見を、保護者の方へありのままの言葉で届けるための文例をご紹介します。
| 【文例1】 本日は近隣の公園へ外出しました。以前は怖がっていた高い滑り台に自分から挑戦し、一度滑り終えると「もう一回!」と満面の笑みで繰り返し楽しむ姿が見られました。日差しが強かったため、こまめに水分補給を行いながら元気に活動されています。 |
| 【文例2】 近隣の河川敷までお散歩に出かけました。交通ルールを守り、職員としっかり手を繋いで歩道の内側を歩くことができています。道中で見つけた季節の花を職員に教えてくれるなど、周囲の景色に興味を持ちながら穏やかな時間を過ごされました。 |
室内活動をした日の例文・記入例
室内での活動は、集中力の高まりや手先の器用さ、お友達との細やかなやり取りなど、それぞれの個性がわかる瞬間がたくさんあります。具体的なエピソードを添えることで、お子さまが今どのようなことに興味を持ち、取り組んでいるのかがより鮮明に伝わります。
| 【文例1】 本日は室内で工作プログラムを行いました。ハサミを使って画用紙を切る際、以前よりも線に沿って丁寧に動かせるようになっています。途中で難しい工程があっても投げ出さず、「手伝って」と自分から言葉でヘルプを出せたことが今日の素晴らしいポイントでした。 |
| 【文例2】 室内で音楽に合わせた椅子取りゲームを行いました。ルールをしっかり理解し、音楽が止まるのを集中して待つ様子が印象的でした。お友達に椅子を譲る場面も見られ、勝敗にこだわりすぎず、みんなで遊ぶ楽しさを共有できていると感じます。 |
食事やおやつに関する例文・記入例
食事やおやつの時間は、味覚や食感へのアプローチなど、お子さまにとって多くの刺激と発見がある時間です。単に結果だけを報告するのではなく、苦手なものに挑戦しようとした葛藤や、自発的な意欲などの心の動きを共有しましょう。
| 【文例1】 本日のおやつはゼリーでした。準備の段階から自分でお皿を並べ、職員の「いただきます」の合図と共にしっかりと食べられました。食べ終わった後のゴミも、自分からゴミ箱へ捨てに行き、テーブルを拭くお手伝いまで進んで行ってくれています。 |
| 【文例2】 本日のクッキングで作った野菜ケーキに挑戦しました。苦手な野菜が入っているため最初は渋い顔をしていましたが、一口だけ舐めることができ、その後完食することができました!「食べられたね!」と話すと、とても誇らしげな表情をされました。 |
送迎に関する例文・記入例
送迎時の様子は、家庭から施設への気持ちの切り替えや、車内という限られた空間でのコミュニケーション能力を知る手がかりになります。短い時間ではありますが、お子さまがリラックスしている姿や、自立に向けた小さな習慣を伝えることで、保護者の安心に繋がります。
| 【文例1】 本日の送迎車内では、お友達とお気に入りのアニメの話で大いに盛り上がっていました。到着後も興奮しすぎることなく、職員の誘導に従ってスムーズに降車できています。車を降りる際、運転手にも「ありがとうございました」としっかり挨拶ができました。 |
| 【文例2】 お迎え時は遊びを切り替えるのが難しい場面もありましたが、「あと5分で車が来るよ」という事前の予告を聞いて、自分でおもちゃを片付け始めることができました。シートベルトも自分で締める努力をするなど、自立に向けた姿勢が見られます。 |
お友達とのトラブルがあった際の例文・記入例
トラブルは否定的に捉えるのではなく、社会性を学ぶ大切なステップとして共有します。何が原因で、職員がどう介入し、最終的にどう解決したのかという過程を客観的に伝えることが、保護者との信頼関係を維持し、共に成長を見守る土台となります。
| 【文例1】 自由遊びの時、使いたいおもちゃをA君が持っていたため、思わず手が出てA君の肩を叩いてしまう場面がありました。すぐに職員が介入し、気持ちを代弁した上で「貸して」と言葉で伝える練習をしました。その後、自分から謝り、仲良く遊び直すことができています。 |
| 【文例2】 ごっこ遊びの配役を巡り、Bさんと意見がぶつかって涙が出る場面がありました。職員が間に入り、お互いの「こうしたい」という気持ちを整理したところ、最終的には「順番にやる」という解決策を自分たちで決めることができました。 |
パニックや強いこだわりが見られた際の例文・記入例
パニックやこだわりは、お子さまからの大切なサインです。周囲がどのように環境を整え、お子さまがどうやって安心を取り戻したのかを記載することで、家庭でのケアのヒントとしても役立ててもらえるよう、前向きかつ冷静なトーンで情報を共有しましょう。
| 【文例1】 活動の予定が急遽変更になった際、不安から座り込む様子が見られました。静かな個室へ移動し、視覚的なスケジュール表を使って見通しを立てると、数分で気持ちを落ち着かせることができました。 |
| 【文例2】 近隣の工事の音に対し、耳を塞いで落ち着かない様子がありました。イヤーマフを使用し、お気に入りの絵本を読むことで安心感を取り戻されています。環境の変化に敏感な時期のようですので、今後はより静かな環境設定や事前の配慮を徹底してまいります。 |
怪我・急な体調変化があった際の例文・記入例
不測の事態については、発生した時刻、部位、処置の内容を最も優先して正確に記載することが求められます。事実関係を包み隠さず丁寧に伝えることで、保護者の迅速な判断をサポートし、施設としての誠実な対応と安全管理体制への理解に繋げます。
| 【文例1】 15時頃、室内で走った際に転倒し、右膝を擦りむいてしまいました。すぐに流水で洗浄し、絆創膏を貼る処置を行っています。出血はすぐに止まり、その後は痛みも引いたようで元気に活動に参加されました。帰宅後も入浴時などに様子を見ていただけますと幸いです。 |
| 【文例2】 16時頃より、普段に比べて少し元気がなく、顔色が白いように見受けられました。検温したところ37.2度と微熱があったため、ソファで横になって休憩しています。水分は取れており、現在は落ち着いてお迎えを待っていますが、夜間の体調変化にご注意ください。 |
保護者からの家族コメントや相談に対する返信・回答例
家庭での困りごとへの共感
保護者が家庭での悩みを書いてくれた際は、まずその苦労を肯定します。
お家での偏食の対応、毎日本当にお疲れ様です。お母さまが一生懸命工夫されているからこそ、〇〇君も少しずつ食に興味を持ち始めているのだと思います。
施設でも今日、苦手な野菜を一口だけ舐めることができました!ご家庭での頑張りが、着実にお子さまの力になっています。焦らず、一緒に見守っていきましょう。
行事の持ち物や欠席連絡など、事務的なやり取りへの配慮ある返答
多忙な保護者の負担を減らすため、結論から簡潔に伝えます。
来週のクッキングの持ち物について承知いたしました。エプロンのご用意ありがとうございます。
また、〇日の欠席のご連絡も確認いたしました。当日の振替利用をご希望される場合は、空き状況をお調べしますのでお気軽にお知らせください。
お忙しい中、いつも丁寧にご返信いただき感謝しております。
就学や進路への不安に対する、前向きなアドバイス
専門職として、将来の可能性を広げる視点で寄り添います。
就学相談を控え、不安な日々をお過ごしかとお察しいたします。〇〇ちゃんは現在、施設での集団活動において「指示を理解して動く力」がぐんぐん伸びています。これはどの環境に行っても役立つ大きな武器になります。
最適な進路を一緒に見つけていけるよう、今後も園や関係機関と密に連携しながら、全力でサポートさせていただきます。
連絡帳を電子化し、連絡帳アプリを活用するメリット
手書きの「転記作業」がゼロになり、お子さまと向き合う時間が増える
多くの現場では、支援の記録を紙の連絡帳へ書き写す「転記作業」に、多大な時間が費やされています。
連絡帳アプリを使うことによって記録が自動的に共有されるようになれば、職員はこの二重書きの手間から解放されます。そこでできた時間は、直接的な支援や、より質の高いプログラムの起案に充てることができ、施設全体の支援レベルの向上に直結します。
写真や動画を添えて、言葉以上に「ありのままの姿」を届けられる
文字だけでは伝えきれないお子さまの頑張りや、活動中の表情を、写真や動画でリアルに共有できるのは連絡帳アプリを活用する最大の強みです。
保護者は、言葉での説明以上に「あ、こんなに楽しそうに過ごしているんだ」という実感を得ることができます。視覚的な情報は、文章の誤解を防ぐだけでなく、家庭での会話を豊かにするきっかけにもなります。

連絡帳の紛失や取り違えによる個人情報漏洩のリスクを防止
紙の連絡帳は、カバンへの入れ忘れや、他のお子さまの連絡帳との取り違えといったヒューマンエラーによる個人情報漏洩のリスクがあります。
連絡帳アプリなら、IDとパスワードによる管理で、特定の保護者以外には情報が届かない仕組みを構築できます。大切な成長の記録を、安全かつ確実に届けるためのセキュリティ対策として非常に有効です。
保護者がスマホでいつでも確認でき、双方向の連携がスムーズになる
仕事や家事で忙しい保護者にとって、重い連絡帳を開いて手書きで返信するのは負担が大きいものです。アプリであれば、通勤中やスキマ時間にスマホからサッと確認・入力ができ、連絡のハードルが下がります。
文字数の制限や書き直しを気にせず、詳細な記録を効率的に残せる
手書きの連絡帳は記入スペースに限りがあり、伝えたいことがあっても要約しすぎて情報が欠落しがちです。連絡帳アプリを活用すれば、タイピングや音声入力で詳細な記録をスピーディに残せるようになり、修正もかんたんです。
▼音声入力を活用している例▼
まとめ
連絡帳は単なる報告ではなく、ご家族とともに支援するための資産
放課後等デイサービスや児童発達支援における連絡帳は、ただ日々の様子や活動を伝えるだけのものではありません。それは、お子さまの成長の軌跡であり、施設とご家庭が手を取り合って未来を作るための「資産」です。
一つひとつの記録が積み重なることで、お子さまへの理解が深まり、より適切な支援へと繋がっていきます。だからこそ、連絡帳は「書かなければならない義務」ではなく、ご家族の安心とお子さまの未来を支える大切な価値として捉える必要があります。
ケアコラボなら、日常の支援記録を「そのまま」リアルタイムに家族へ届ける
ケアコラボは、職員が現場で入力した日々の支援記録を、そのままボタン一つでご家族に共有することができる、連絡帳代わりにもなるケア記録ソフトです。
日々の記録をそのままご家族へ共有できるため、連絡帳への転記作業は必要ありません。テキストだけでなく、写真や動画を添えた共有もできるため、ありのままのお子さまの様子を保護者に伝えることができます。

連絡帳の電子化や、保護者との信頼関係をさらに向上させたいとお考えの方は、ぜひ一度お問合せください!
また、保護者の皆さまがこの記事を読んで、少しでもケアコラボいいなと感じていただけたら、ぜひご利用の施設さまへおすすめしていただけると嬉しいです。
