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ケアコラボの視点

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行動指針への想い vol.5

藤原 士朗 藤原 士朗

最後の行動指針となる五つ目は、「100点より100%」です。

100点を目指そう!

至極当然の主張に見えます。しかし、実はいくつかの課題をはらんだ言葉と捉えています。
100点を目指して、100点を取れることは少なく、悔しさを感じる機会の方が多いと思います。

悔しさをバネに頑張れるならばよいのですが、100点を取れないことに落ち込んでしまうとしたら。
落ち込んだ心は重力となり、がんばりきれない状態を生みます。
頑張るための目標が頑張れない要因になるかもしれません。

また、一般的に100点はゴールとして扱われます。そのため、100点を取ったらそこで試合は終了です。しかし、本当はもっと頑張ったら、120点が取れるところまで進めたかもしれませんが、ゴールを超えると人は頑張りをやめます。

それ以上に怖いのは、誰にとっての100点なのかということ。

多くは周りから与えられた評価軸のことが多いですね。
成長のために100点を目指していたはずが、いつの間にか、自分が大事にしていたことを忘れ、他者から評価されることばかりを大事にしている状態に陥る恐れがあります。

そこで、私たちが大事にしている指針が「100点より100%」です。
他者からの評価の恐れを超えて、自身が大事だと思うことに、精一杯頑張り続ける。
うまくいかない日も、今日はこれが私の100%と納得する魔法の言葉です。

メンバーの想い

一日一生。明日はまた新しい人生です。素晴らしい日々を味わっていきましょう。

今何が事業にとって重要なことか、今の自分の能力の範囲で100%の力で検討し取り組むようにしています。

100点を求められがちな世の中だけど、その日によって天気だって体調だって起きる出来事も違う。誰かの100%じゃなくていい。その時その時で自分ができる100%を。

理想の状態を思い描いて、そこに辿り着けるよう計画を立てることは、とても楽しい。
でも計画を実行に移すと、だいたい思い描いていた通りには進まない。
だから計画に沿った100点を目指すのではなく、計画はガイド程度に、理想に向かって全力100%で。
全力100%を出している実感があるとき、理想に邁進する自分をちょっと誇らしく感じるし、やり切った充実感とともに飲む週末のお酒はとても美味しい。

目の前のことに100%向き合うプロセスを大切にしたいです。
たとえ悩んで迷って遠回りしたとしても、その経験の積み重ねこそが、チームの力になると信じています。

今自分がこの場で働けていることに感謝して。自分に出来ることを一生懸命取り組みたいと思います。
40代になってくると、健康面含め自分を労わることの大切さが身に沁みる今日この頃。ケアコラボメンバーはみんな真面目なので、「100%です!」と言いながら150%くらいやってるなぁと感じる場面が多々あります(笑)そんな時は、意識的に「ここがよかったね」「よくやってるよね」と声を掛け合うことも大事だなと感じています。 100点じゃない自分たちも、愛しいものだ!

100点の仕事なんてないと思います、100%を出せば、120点でも1000点でも出る可能性があると思っています。失敗しても100%の仕事をしたうえであれば後悔はないと思います。

藤原 士朗

藤原 士朗

情報工学修士。一部上場のIT企業を経て、システムの受託開発を担うソニックガーデンを共同創業。副社長として「納品のない受託開発」モデルを築き、複数のWebサービス事業を立ち上げる。介護記録システムの開発依頼をきっかけに福祉の世界へ。2015年にケアコラボ株式会社を設立、代表取締役に就任。テクノロジーと福祉をつなぎ、ケアにかかわる人たちの関係性を広げ、育むことを目指している。

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