LIFE対応について
本記事から更新がありましたので、最新の情報はこちらの記事をご覧ください。
こんにちは。ケアコラボの岡部です。
先日、科学的介護情報システムのLIFEに関する対応方針を発表いたしました。
こちらにて、ケアコラボで活用できるデータがあればエクスポートすることをご報告しました。
精査した結果を申し上げると、「ケアコラボからはLIFEに関連するデータをエクスポートしない」という結論に至りました。
一方で、調査した結果、LIFEとケアコラボは共存できることもわかりました。
これまでも請求システムとケアコラボはその役割の違いから共存をしてきましたが、LIFEに関しても役割を補完し合う関係であることがわかりました。
すでにケアコラボの活用を続けながらLIFEへの登録も終えられたお客様もいらっしゃいます。
ケアコラボがLIFEへのデータ連携に対応しない理由をお伝えしつつ、データ連携することなくLIFEによる加算を取得する方法をお伝えいたします。
LIFEに提供するデータの内容とデータ連携について
LIFEへのデータ提供は以下の2ステップです。
- 利用者登録
- アセスメント情報の入力
両方の工程において、介護ソフトからLIFEへデータを連携するために以下のデータが必要となります。
- 事業所番号
- サービス種類コード
- 保険者番号
- 被保険者番号
- 外部システム管理番号
- 施設/通所・居宅区分
これらは、ケアコラボとは別でご利用中の請求システムが持っているデータです。
結論から申せば、これらの情報はケアコラボからではなく、請求システムから連携するのがベストです。
LIFEへのデータ提供について、無償で対応するベンダーが大半だったこともあり、費用と手間が最も少ない方法が請求システムからのデータ提供です。
「シルバー新報」2021年4月23日号にて、4月20日時点の各社の対応が掲載されていますのでご確認ください。
もしケアコラボでも上記のデータを入力するとなれば、二重管理する項目が増え、転記する作業が発生します。
ケアコラボがLIFEに対応することで、かえってユーザーの手間を増やしてしまうことになります。
ケアコラボ社としても「請求と分けて記録に特化する」というコンセプトで開発している以上、持つべき項目とも考えていません。
LIFEへのデータ提供は直接入力でも問題ありません
LIFEは直接データ入力が可能ですので、請求システムを経由したデータ提供は必須ではありません。
すでにお使いの請求システムのLIFEへのデータ連携機能が使いやすく費用がかからないのであれば、その機能をご活用ください。
もしそうでない場合は、LIFEに直接入力する形で問題ありません。
LIFEは身長・体重などの一部のデータについて複数回入力する必要があります。
ただ、数はそこまで多くなく、アセスメントのタイミングでの変動も多くないので手間はそれほど大きくありません。
大量のデータを入力する手間は、請求システムを導入しても、LIFEへ直接入力しても大きく変わりません。
LIFEの入力には課題があるものの、操作感は慣れると使いやすいと感じました。
LIFEへ直接入力する方法につきましては、YouTubeにて解説動画を作成予定です。
また利用者登録用のExcelファイルを用意し、無償で配布予定です。
これらのニーズが高いようであれば、最優先で対応しますので、ページ下部の「メッセージを送る」よりご連絡ください。
請求システムを使うことで、省力化できる可能性はありますので、ご状況に応じて、以下のどの対応をするかご検討ください。
今後もケアコラボはケア記録システムとしての価値向上に注力します
LIFEに対応するための情報をケアコラボで入力できるようにすると、請求システムで管理している情報と二重管理になるため、かえって手間が増えてしまいます。
すでにご利用中の請求システム、またはLIFEへと直接データを入力いただくことが、ユーザーにとって最も手間が少ないです。
ケアコラボ社としては、マーケットや売上の拡大のためにLIFEに対応するのではなく、「ユーザーにとってどういった対応が最適か?」を考え続けます。
今後も「加算のための開発」ではなく「ケア記録システムとしての価値が向上する開発」に注力していきます。
引き続き、ケアコラボをどうぞよろしくお願いいたします。