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オンライン面会とは?方法や効果を 社会福祉法人 永甲会さんに聞きました

山内 菜津美

新型ウイルスによる当たり前の変化

突然面会ができなくなった

新型コロナウイルス感染症の広がりにより、様々な福祉施設でご利用者さんとご家族の面会を制限しているとお聞きします。

感染が広がってしまわないためには必要不可欠かと思いますが、ご利用者さんとご家族にとってとても不安な事だと想像できます。

冬になりインフルエンザが流行する時も、一時的に面会の制限という対策は取られているようです。

しかし今回については今まで流行したことのないウイルスであり、いつまで面会できない日々が続くのか不明だという不安があります。

ご利用者の命と健康を守りたい、でも笑顔になってほしいと考えるスタッフのみなさんにとっても、非常に心理的な負担のある局面ではないでしょうか。

ICTを使って工夫する

ケアコラボをご利用中の法人さんも、早くご家族同士お顔をあわせられるようになってほしいといったお話をされています。

ご利用者さんの元気がなくなったり、ウイルスに関する報道で感じられた不安が膨らむ要因になっているとの事です。

その中で、オンラインで面会を始められた法人さんがいらっしゃいます。

オンラインで行う面会とは、様々にあるSkypeやZoomなどのテレビ電話ツールを活用し、音声だけではなくお顔を見ながらお話をする事です。

音声だけでは感じ取ることの難しい、うなずきやちょっとした表情の変化を見ることができるため、電話よりも実際にお顔を合わす面会に近い方法と言えます。

こちらのテレビ電話を活用した面会を実施された法人さんに、お話を伺いました。

面会ができなくても、ご利用者さんやご家族に笑顔になってもらいたい、とお考えの方に届けばと思います。

実際にオンライン面会をした法人さんのお話伺いました

始めた流れ

今回お話を伺ったのは、三重県四日市市の社会福祉法人永甲会さんの野呂さんと奥田さんです。

まず、不安を軽減するために、面会制限と併せてオンラインでの面会を行う旨を通知されました。

文書と電話で「テレビ電話で面会を行う予定ですのでご希望のご家族さんはお電話ください。方法をお伝えいたします」と連絡されたようです。

オンライン、テレビ電話、という言葉に対しご家族が難しいと感じられるのではないかとよく心配されます。

しかし永甲会さんでは、すぐにご希望のご家族から連絡があったとのことでした。

ご連絡いただいた方は、普段からパソコンやスマートフォンに慣れているご家族とは限らないそうです。初めてテレビ電話をされるご家族も、方法をご案内すれば問題なく実施できたようでした。

またオンラインでの面会を希望されたご家族に、テレビ電話ができる環境が整っているか確認されたそうです。オンライン面会を始めやすいよう、お話を元に簡単な確認項目を考えました。最後にご紹介いたします。

今後の役割

不安視されていること

オンラインでの面会中はずっと同席が必要で長い時間が必要なのではないか、というご不安もあるのではないでしょうか。

実際の面会ですと、ご家族が来られてからは同席することもなく自由にお話してもらっていると思います。ツールを使った面会ですと操作が必要なシーンもあり、その場を離れるのが難しい可能性があります。

同席を避けられたい理由としてはこちらの2点があるようです。

①長時間面会した場合他のご利用者さんのケアをできないのではないか

②ご家族同士の会話をされている中でスタッフがいるべきかどうか

しかし実際にテレビ電話をつないでお話をされる時間は5-10分だったそうです。

そして電話がつながった瞬間のご利用者さんとご家族の表情は、他にはない安堵と喜びに満ちたものだったとのことです。実際にはお顔を見られるだけでいい、元気なお姿を見られるだけでいいというのが、双方の想いなのだと感じます。

テレビ電話の役割ーオンラインあいさつ

お話を伺って分かったのは、オンラインでの面会は普段の面会と少し役割が異なるのではないか、ということです。

それはまるでちょっとしたあいさつに近いと感じました。単にこんにちはという掛け声の挨拶ではなく、「ちょっと顔見に来たよ」と短い時間で相手と繋がるためのあいさつです。

会えていない間も自分を想ってくれているということへの幸福感や、実際に視覚や聴覚で得られる相手への印象で、ホッとする感覚になるのではないかと考えます。

画面越しであったとしても、あいさつを交わしていい表情に変わられるご利用者さんとご家族のご様子を見ると、スタッフのみなさんも心が和らぐかと思います。

取材させていただいた野呂さんと奥田さんは、「面会制限の現状は双方にとてもストレスがある様子だがそれが解消できる感じだ」とお話されていました。

今後目指すこと

今後も面会できない時期が長期化し、オンラインでの会話が増えてくると、会話も長くなるかもしれませんし内容も込み入ったものになる可能性があるので、同席を控えられる仕組みづくりをしたい、という事でした。何か不具合があったり通信を終了する時にナースコールなどで呼んでいただくようにするか、など方法を検討されたいと話されていました。

リモート営業という方法で日々お客さまと繋がっている私たちも、ICTを味方に付けて、実際にお会いすることとは別のメリットを探し続けています。

今回の実際に面会でお会いできることと別のメリットは、感染症の拡大防止ができることです。今後もよりスムーズにオンラインあいさつができる方法も追及していく予定です。

オンラインあいさつを始めるにあたって

ご家族に確認すること

オンラインあいさつを問題なく開始できるように、事前にご家族の端末や通信環境、使用するツールについて目線を合わせる事をおすすめします。

はじめにこちらをご家族に確認してください。

①パソコンか、スマートフォンか、どちらを利用されるのか。

 どちらも持っている場合は、ほとんどのスマートフォンにカメラが付いているため、

 まずはスマートフォンで始められるのをおすすめします。

②ご自宅にWi-fiはあり、接続できるか。

 可能であればWi-fiに接続して通信される方が、ほとんどの場合コストを抑えられます。

使用するテレビ電話ツールについて

LINEやFacetimeなどを普段から利用している方も多いのではないでしょうか。既にアカウントを持っている場合、手軽にテレビ電話を開始できとても便利です。

しかし法人としてアカウントを持つケースはあまりないため、スタッフ個人のアカウントを使用することになります。退職後も個人のアカウントにご家族の連絡先が残ってしまうといったことが想定されるので、誰がどのご家族と連絡がとれる状態か管理しておく必要があります。

法人のメールアドレスを使用してアカウント作成がしやすいツールにSkypeとZoomがあります。ツールについてはまた改めて記事にさせていただきますので参考にしてください。

オンラインあいさつでホッと、始めてみませんか。


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