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ケア記録がご家族とのつながりを作るきっかけに

ケアコラボの機能の一つ、「ご家族共有機能」。
さまざまなケア記録のうち、「これはご家族に共有したいな」という記録を選択し、ご家族にも共有することができます。
今回は、ご家族に毎日のケア記録を共有されている株式会社暮らりさんの取り組みを、活用事例としてご紹介します。
ご家族に記録を共有することで、ご家族からどんな言葉が届くのか。 ぜひ読んでみてください。
母の一日の光景が目に浮かぶよう
株式会社暮らり
広島県三原市にて2022年5月より介護事業をスタート。築120年の古民家をリノベーションした複合型ふくし拠点にて、デイサービス「くらすば」を運営。
暮らりさんのウェブサイトはこちら
暮らりさんは、「ご家族にケア記録が共有できる」かつ ご家族の「ありがとう」やコメントが、現場のスタッフさんにダイレクトに届く というところに魅力を感じていただき、ケアコラボを導入されました。
ケアコラボ導入後は、当初の目的通り、ケアコラボ上で積極的にケア記録をご家族に共有されています。

暮らりさんご自身がご家族に取られた、ケア記録の共有に関するアンケート結果を共有いただいたので、ご紹介します。
現場で忙しいにも関わらず、スタッフの方々が母の会話を拾って文字にしてくださることで、画像では読み取れないその場での言葉のやりとりを知ることができ、やさしい気持ちにさせてもらっています。
ケア記録のおかげで「くらすば」での母の一日の光景が目に浮かぶようです。
ケア記録は我が家にはなくてはならない情報源でもあります。
入浴拒否や排泄の失敗も現状を知る大事な情報です。
遠方でなかなか会えない兄弟にとっても母の様子を知れる大切な情報源です。
家ではアレもこれもできないことが増えて悲しいですが、ケアコラボで料理などしている写真コメントを見る度、まだできることが沢山あると思えて嬉しかったです。
「離れているときどう過ごしているのかな」「楽しく過ごしているかな」など、ご家族は不安に思われることも多いかと思います。
サービス事業所がケア記録を共有することで、このようなご家族の不安を少しでも和らげているようです。
コメントで寄せられるご家族の想い
ケアコラボのご家族共有機能では、ご家族がコメントをすることも可能です。
暮らりさんでは、実際に以下のようなコメントがありました。
くらすばさんと出会えたことで、父は笑顔で過ごすことが増えたようです。 色々とご迷惑・ご心配をおかけすることが多く申し訳ありませんが、来年もどうぞよろしくお願い致します。
お世話になり始めて半年が経ちました。始めはどうなることかと心配しましたが、何とか気乗りするようになり、通わせていただいてからいろんな刺激にいろんな経験をさせてもらい、とても楽しそうな母の姿を見ることができ嬉しく思います。今まで出来ていたことができなくなっているものが増えてきた中、みなさんと一緒に家事をしている姿も嬉しいです。ありがとうございました。

ご家族からのコメントは記録に紐づいて残ります。
「このような一言をかけてもらって嬉しい」など、スタッフさんのモチベーションアップにもつながっています。
文通のような感覚で信頼関係を構築
ご家族共有機能について、暮らりさんの活用方法やその効果について伺いました。
スタッフとご利用者との細かいやりとりや、他のご利用者と楽しく過ごした様子などを文章でなるべくリアルに伝わるようにスタッフが工夫し、それにプラスして写真をつけて共有しています。
ご家族からは、家では見せない姿を文章や写真で見られるので、本当に良いというコメントをいただきます。
ご家族と信頼関係を築けるというのが、家族共有のもう一つの価値だと思っています。
直接会話はできなくても、文面のやり取りの回数を重ねることで親しみが出ますよね。実際に会った時にも話しやすくなります。
記録で共有をしていることで、ご家族との関係性が近くなったとのこと。
また、スタッフさんがどのように接しているかなどが文章や写真を通して伝わっているようです。

ご家族に記録を共有する方法は、たくさんあります。
ケアコラボじゃないと実現できない、というわけでは決してありませんが、もし興味をお持ちの方がいらっしゃれば、ケアコラボユーザーの皆さまのお声もぜひ参考にしてみてください。
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