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ケアコラボの視点

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ICT導入は効率化だけでなく、コミュニケーションを生む! – ”情報共有”についてのユーザーアンケート結果

赤沼 紗織 赤沼 紗織

こんにちは!

今回、ケア記録システム『ケアコラボ』をご利用中のユーザーの皆様に「情報共有について」のアンケート調査を行いました。

調査結果からわかったこと

  • ケアの現場では、「情報共有すること」が重要である
  • 一人のご利用者に対し複数人で統一的なケアをすることや、ケアの現場ならではのシフト勤務であることが理由として挙げられた
  • 記録システムを導入することで、情報共有がより行いやすくなっている
  • ICT導入はご利用者の状態把握などを「分かりやすく」「気軽に」行えるようにするだけでなく、情報共有の工夫やスタッフ間のコミュニケーションを生み出し、結果ご利用者へのケアに深みを出すことへ繋がっていることがわかった

ケアの業務に情報共有は”欠かせない”!

ケアコラボユーザーに【普段の業務で「情報共有」の重要性を感じることはありますか】と質問したところ、93%の方が「ある」と感じるとのことでした。

※N=201

上記について【どのような時に感じますか】という質問に対しては、以下のような回答が寄せられました。

一人のご利用者に対して、複数の職員が関わる仕事なので、タイムリーに情報を共有出来ないと、ご利用者様に不利益が生じる可能性がある為。

高齢者の状態によって疾患、様子などが異なり、チームでケアしていくうえで、事前に情報が分かっていると支援しやすい。

共有することで、体調の変化時やヒヤリハット等小さな気づきから事故を未然に防ぐことができ、何より業務がスムーズに行える。パートナーに対して同じ内容のサポートができる。

毎日同じ支援者がが対応している訳ではないので、発作や精神状態など、あらゆる情報を共有しないと、適切な支援が出来ないので。

利用者のケア内容や状況に変化があった時。当日休んでいるスタッフでも確認でき、細かく経緯を記載しておけば情報共有に伴う伝達ミス(内容がきちんと伝わらないなど)が防げる。

利用者保護者や関係機関、職員と同じ情報を知ることで正しく利用児の理解が出来る。その上に支援を同じ目線で考え実行できる。

一人のご利用者の方を複数のスタッフでケアすることから、「その方の細かな状態やその日に起きた出来事などを共有し、統一したケアを行うために情報共有は欠かせない!」というご意見が多数を占めました。
また、ご利用者について情報共有をタイムリーに行うことによって、「未然にトラブルを防ぐ」「緊急時の対応が可能」「業務がスムーズに行える」という声も多くありました。

ICT導入は効率化だけでなくコミュニケーションを生む

次に、【ケアコラボを導入してから「スタッフ間での情報共有」 の方法に変化はありましたか】という問いには、85%のユーザーさんが「変化があった」と回答しました。

※N=160
※「入職したときには既に利用していたので不明」が41回答あったため統計から除外

上記に対し「はい」と回答した方に、【どのような変化でしたか(複数回答制)】と聞いたところ、以下のような結果になりました。

※N=136

多くの方より「分かりやすくなった」と回答をいただきました!ケアコラボは”ご利用者のケアでよりよい判断をするために必要な要素が集まっている”ことを特徴としており、スタッフの方が分かりやすくご利用者の記録に辿り着くことを目指して機能開発を継続してきたため、嬉しい結果となりました。

また、「情報を共有する時に工夫するようになった」「気軽になった」など、よりスタッフ間で分かりやすくする工夫をされていたり、ICTを導入することで記録に対して心理的負担が少なくなったということも回答から分かりました。

「その他」の回答の中には、以下のようなものもありました。

過去の情報を検索しやすくなった

記録を読んで直接話し合うことや、さらに深める事が出来るようになった

伝え忘れがあった場合でも記録での確認が出来る。また、記録した本人に再確認することに繋がった

記録を辿ることでご利用者の様子を自ら把握したり、記録を基にケアについてさらに話し合うなど、スタッフ間のコミュニケーションも生み出していることが分かりました。

記録システムなどのICT導入は、「効率化を目指すあまり、ご利用者ときちんと向き合えないのでは?」などと危惧されることもありますが、ご利用者の記録がタイムリーに共有されることによって、さらにご利用者のケアを深めるということにも繋がることが今回のアンケートで分かりました。

ケアコラボでは、このようなアンケート調査をこれからも引き続き行っていきたいと考えています!今回お忙しい中ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。


調査概要

調査テーマ:ケアの現場における「情報共有」について
調査実施:ケアコラボ株式会社
調査対象:ケア記録システム「ケアコラボ」ユーザー 201名
調査実施期間:令和5年7月18日〜令和5年8月4日
調査方法:Googleフォームを用いたインターネットリサーチ

調査対象者分類

赤沼 紗織

赤沼 紗織

2008年、コンサルティングファームに入社しITコンサルタントとして従事。転職後、仕事をしながら専門学校に通い、2013年に社会福祉士国家試験合格。以来約7年間医療機関や介護施設にてソーシャルワーカーとして従事。現場経験を活かしたお客様サポートを期待され、2020年よりケアコラボ社に入社。

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