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介護施設のWi-Fi環境の整え方

上田 幸哉 上田 幸哉

※この記事は2023年1月18日に更新されました

介護施設や障害福祉施設のICT化が進み、Wi-Fiの導入や通信環境の整備を検討されている方もいるのではないでしょうか。
記録システムの導入にあたり、わたしたちも通信環境のご相談を受けることがあります。

ケアコラボはスマホやタブレット、パソコンを使って記録を書いたり読んだりします。
操作端末はもとより、どのような通信環境を用意すればよいのでしょうか。

施設内で記録をするサービスの場合と、施設外で記録をするサービスの場合、それぞれで通信環境を整える方法をご紹介していきます。

施設内で記録をするサービスの場合

該当サービス例

高齢者福祉サービスの場合
・特別養護老人ホーム
・介護老人保健施設
・グループホーム
・デイサービス など

障害福祉サービスの場合
・生活介護
・就労継続支援
・放課後等デイサービス など

通信環境を整える方法

これらの施設内で記録をするサービスの場合は、施設内にWi-Fi環境(無線LAN)を用意し、スマホはWi-Fi接続するのがおすすめです。

すでに施設内にWi-Fi環境が整っている場合、スマホを用意するだけで、すぐに利用できます。施設のWi-Fi環境を利用するので、スマホ通信料金も気にしなくてよいですし、安定したインターネット接続が提供されます。

これから新しくWi-Fi環境の導入を検討されている事業所もあるでしょう。
Wi-Fi環境導入のポイントをあげてみたいと思います。

Wi-Fi環境導入時のポイント

利用する現場に電波が届いているか?

そもそも電波が届いていないと通信できません。Wi-Fi環境設置には、AP(アクセスポイント)と呼ばれるアンテナを施設内に設置することになります

Wi-Fiの電波は、壁や上階・下階など障害物により遮断されたり、減衰されたりします。電波は目に見えないので、届いているかどうかを判断するのは、実際に接続を試みたり、計測したりするしかありません。
この部屋に届くが、あの部屋には届かないとか、そういう場合は障害物の影響だったり、そもそも広すぎてAPが不足しているということも考えられます。

速度は充分か?

ケアコラボを快適に使うためには、ある程度の通信速度は必要です。写真や動画の記録を快適にご利用いただくには、概ね 20 Mbps 程度であれば問題ないと考えていますが、使用するスマホの性能にもよるので、あくまで目安とお考えください。

通信速度が遅い場合、以下のような原因が考えられます。

  • ひとつのAPに多くのスマホが接続している
  • AP自体の性能が低い(古い機種、またはファームウェアのアップデートしていないなど)
  • インターネット接続自体が遅い(有線でインターネットしても遅い)

気になるのは、Wi-Fi環境を整備するための費用です。
例えば、一つの部屋だけで使えればよいうということであれば、量販店でWi-Fiルーターを買ってくれば、1万円くらいから始められます。

フロア全体や各階で、というこになると専門的な工事をして敷設したほうが見栄えも運用も安全です。規模による見積もりになってしまい、ピンからキリまで。数十万円から、数百万円でしょうか。

Wi-Fi環境導入または改善においては、詳しい人または情報システム部門が法人内にあるようなら、そこに相談するのが良いでしょう。また、そういう部門や担当がいない場合は、普段お付き合いのある業者さんに相談するのも良いでしょう。

※簡単な接続速度の測り方

こちらのサイトにアクセスすることで通信速度を計測できます。

施設外で記録をするサービスの場合

該当サービス例

高齢者福祉サービスの場合
・訪問介護
・訪問入浴
・訪問看護 など

障害福祉サービスの場合
・居宅介護
・同行援護
・行動援護 など

通信環境を整える方法

これらの施設外で記録をするサービスの場合は、スマホにSIMを用意し、通信キャリア経由でインターネット接続するのがおすすめです。

Wi-Fiルータを別途持つことで、Wi-Fi経由でインターネット接続も可能です。ですが、主にはスマホ単体で使うケースが多いでしょう。音声通話とデータ通信の両方できるような契約でスマホを使うケースがメインだと思います。

既存のガラケーを機種変更してスマホへ交換されるケースもあり、施設外で使うケース、台数などを検討すると良いでしょう。

注意点)施設外にも公衆Wi-Fiスポットがありますが、セキュリティに不安のある設備もあります。よくわからない場合は、使用を控えたほうが安全です。

まとめ

インターネットに接続するには、施設内Wi-Fiを使う方法と、通信キャリアを使う方法、2つの方法があるということでした。

どちらが合っているのかを考えるためにまず、記録はどこで入れるか、施設内なのか施設外なのか?ということを基準にしてみてください。

また施設内Wi-Fiは、環境によって導入や改善方法が異なってきます。信頼できるネットワークに詳しい業者さんと相談されるのが良いかと思います。

介護施設の通信環境の整え方については、ケアコラボ社でも相談を受け付けておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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上田 幸哉

上田 幸哉

1987年、独立系ソフトハウスに入社。以来約30年をソフトウェア・システム開発中心に、パッケージソフトの販売や導入、ITによる経営企画・業務支援コンサルに携わる。 2014 年ソニックガーデンに入社、ケアコラボの前身となるシステムの開発に携わる。ケアコラボ社の創業メンバーとして参画。

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